こんな魅力もある三国志! 面白い逸話集

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三国志には有名無名を問わず、多くの人物が出てきます。

そのため、実にたくさんの逸話が伝わっており、興味深いものが多数見受けられます。

今回は、そうした逸話の中からいくつかをご紹介しましょう。

鍾繇(しょうよう)、山椒の大量服用で自殺未遂

鍾繇は魏の重臣で、あの鍾会(姜維と反乱を起こしました)の父です。

彼は晩年、ある側室に入れ上げてしまい、夫人は激しく嫉妬しました。夫人はその側室を毒殺しようとし、怒った鍾繇は夫人を離縁します。しかし、時の皇太后が夫人の味方をしたため、文帝(曹丕)も鍾繇に夫人との復縁を命じました。

しかし、鍾繇は収まりません。当時服毒自殺にポピュラーだった鴆毒(ちんどく)を使い死のうと思いましたが、それが手に入らず、そこで山椒を大量に呑み込んで自殺を図ったのです。

死ぬことはありませんでしたが、喉に障害が残り、口がきけなくなってしまったそうです。それを聞いた文帝は慌てて命を撤回しました。

それにしても、鍾繇は司法面での冷静な判断を評価された男だったのに、溺愛する側室のこととなると、周りが見えなくなってしまったのでしょうか。

この側室が鍾会の母なのですが、彼の出生は225年です。この時鍾繇はなんと74歳です。まさに老いらくの恋だったわけですね。書聖:王羲之(おうぎし)も学んだ「鍾繇体」という書体を確立し、書家としても偉大な存在だった彼ですが、こればかりは何とも…です。

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朱桓(しゅかん)「陛下の髭を撫でさせて」

呉の孫権に仕え功績を挙げていた朱桓は、出陣前に孫権に向かって「陛下の髭を撫でさせてください」と頼みます。信頼を寄せる部下の願いに、孫権は快く応じます。すると、その髭を撫でた彼は、「私は今日、虎の髭を撫でたと言えますな」と言いました。それを聞いた孫権は大笑して喜んだといいます。

虎は強く威厳あるものの象徴です。それを孫権になぞらえたので、孫権は満足したわけですね。朱桓は主をヨイショすることも忘れていなかったようです。微笑ましく思えるのと同時に、ちょっとした処世術も見受けられると思います。

ただ、朱桓はプライドが高く人の下に付くことを嫌う人物でした。その一方で部下に優しく、慕われていました。まるで関羽のようですね。

張飛「俺に夜伽をさせてくれ」

これはあくまで言い伝えですが…明の笑話集「笑府(しょうふ)/馮夢竜(ふうむりゅう)・撰」に収録されている話です。

ある男が野原に放置されている髑髏を見つけ、供養してやりました。

その晩、男の家の戸を叩く音がします。

誰だと問うと、「妃(フェイ)です」と名乗り、「私は楊貴妃で、殺されてから野ざらしになっていたのを供養してくれたお礼に来ました。夜伽をさせて下さい」と言います。

そして、男はその女と一晩を共にしました。

それを聞きつけた別の男、羨ましくてたまりません。そして、野原に落ちている髑髏を探し、供養しました。

わくわくしつつ待っていると、その晩、誰かが戸を叩きます。誰だと聞くと、「飛(フェイ)だ」と張飛が現れました。

彼は言いました。

「俺が野ざらしになっていたのをお前が供養してくれたから、礼として夜伽をさせてくれ――」(終)

これは、「妃」と「飛」は全く同じ発音「フェイ=fei」であることにかけています。中国語には四声という4種類のアクセントがありますが、「妃」と「飛」はその種類も一声で同じなのです。「fei」違いだったというわけですね。

それにしても、張飛が夜のお相手とは何とも…ホラーです。

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まとめ

今回は明るめの話を紹介しましたが、実はエグい話や思わず引いてしまう話もあります。

ただ、当時の風俗なども垣間見えるので、なかなか面白いですよ。

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xiao

xiao

投稿者プロフィール

イケメンでインテリで強い男が好きです。その中に人間の可愛げがあったら最高です。
三国志にはそんな人物が多すぎて、誰が一番なんて言ってられないのが現状です。
そんな魅力的な歴史絵巻を、わかりやすくお伝えできたらと思っています。
動物好きのため、赤兎馬に憧れています。

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