三国志の世界をもっと知ろう! おすすめの小説はコレだ!
三国志にハマる王道のルートと言えば、ゲーム→漫画→小説なのですが、最後に行き着く小説は中々敷居が高いと感じるものです。かく言う私も活字を読む事は苦手でしたが、やはり好きな題材となると興味をそそられました。
ところが、いざ読もうと思っても、三国志の小説って長い上に色んな人が書いていて、どの作品が自分の読みたい物なのか、わかりにくいですよね。
そこで、今回は初めて三国志の小説を読む方のために、いくつかオススメの作品をご紹介したいと思います。少しでも参考になれば、幸いです。
定番と言われる作品
羅貫中 「三国志演義」
14世紀に作られた歴史小説で、演義ベースの他作品の「原作」。内容は蜀を正当とする、全120回の章回小説です。演義は「史実7割、創作3割」とよく言われますが、個人的には創作部分がもうちょっとあるんじゃないか?と思っています(笑)。
全120回と聞くと身構えしそうですが、表現があっさりとしているせいか、意外と短いです。エンターテインメントとしての三国志の原点を、是非とも読んでみて下さい。
吉川英治 「三国志」
日本の三国志と言えば、この作品。連載開始は、なんと1939年!文章からも時代が感じられますが、かえって高雅な雰囲気を味わえて私は大好きです。武将の描かれ方も演義のイメージ通りで、すんなり入っていけると思います。青空文庫では無料で読むことが出来ますので、まずはそちらで読んでみるのもいいですね。
北方謙三 「三国志」
独自の武将像がとても面白いです。イメージとは真逆の人物も居ますが、彼らの生き様がとにかくカッコ良く描かれている上にテンポ良く進むので、一気に読めてしまいますよ。この作品は2001年に、PS2でゲーム化までされています(朗読のみですが)。
陳舜臣 「秘本三国志」
五斗米道の教母:少容(しょうよう)から見た物語で、この乱世を形作った黒幕が居る……という、意外性に富んだ内容になっています。その内容は是非、読んで確かめてみて下さい!劉備とその義兄弟の描かれ方も、実に新鮮ですよ。
柴田錬三郎 「英雄三国志」
細かな部分はオジリナル色が強く、読者を最後まで飽きさせません。スタンダードな作品とは一線を画しており、数ある三国志の小説の中でもこれが一番好きだ、と言う人も多いのです。文章が読みやすいところもオススメですが、特に諸葛亮ファンには絶対に読んで欲しい作品です。
個人的なオススメ作品
塚本青史 「サテライト三国志」
三国志を一から読むのがしんどい!おまけに時間も無い!という方にオススメです。
脇役達の視点から、列伝形式で物語を楽しめる作品になっています。脇役と言っても、董卓や袁紹といったメジャーな人物から、貂蝉や二喬、蔡文姫といった女性も多く取り上げられているので、ゲームから入ったライトなファンも楽しめるのではないでしょうか。一章ごとが短く、通勤・通学中の読書にもピッタリです。
また、司馬懿ファンには同氏の「仲達」もオススメ。嫌味な曹丕、クールでドライな司馬懿がイメージ通りで、私は楽しめました。
小前亮 「三国志」
こちらは児童文庫です。全文ルビ付きで易しい文章ですので、三国志に興味を持ったお子さんにいかがでしょうか?勿論、大人でも楽しめますよ。子供向けなんですが、私も電子書籍でついつい読みふけってしまいました(笑)。
まとめ
ここで紹介した作品以外にも、三国志の小説は多く存在します。劉備や曹操以外の武将を主人公にしたものもありますから、自分の好きな武将が多く登場するものを探すのも良いですね。是非とも、理想の三国志の世界を見つけて下さい!
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