戦場では一番乗りの勇将! 楽進はどんな性格!?

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魏の武将:楽進と聞くと、魏の五将軍の一人、一番乗りの常連……などが思い浮かぶと思います。他の五将軍のメンバーに比べると派手さに欠けるような気もしますが、最古参の武将として重要な人物であったことに違いはありません。

今回は、彼がどんな性格をしていたのかに迫ります。

古くから曹操を支えて来た楽進は、どんな人物だったのでしょうか?

先陣を切る勇将

楽進と来れば、「一番乗り」。彼は呂布、張超、橋ズイとの戦いで一番乗りを果たしています。

もし、貴方が指揮官で、部下の一人が先陣を切っていたらどう思いますか?敵を恐れずに突っ走り、最前線で戦うその姿は、味方の士気も上げてくれるでしょう。「おっ、あいつ凄いじゃん!」ってなりますよね。楽進という人は、正にそんな人だったのです。「正史三国志」楽進伝の内容は殆どが戦功ですから、その武勇は他の将軍にも引けを取らなかったのでしょう。

彼の伝は短いのですが、少ない記述から、その性格を探ってみましょう。

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最初は記録係だった

楽進は元々武将ではなく、記録係として曹操に仕えていました。

ある時、曹操より、出身の群で兵を集めるよう命じられると、彼は1,000人もの兵を手に入れて帰還します。楽進は、剛毅果断な性格をしていたと伝えられていますが、リーダーシップも備えていたようですね。

その才能を知った曹操は、楽進を武将として起用。以降、彼は数々の戦場で功績を挙げ、将軍へ出世しています。そんな叩き上げの人ですから、他の将軍とは気構えが違っていたのかも知れません。

あまり触れられない内面

先に触れた通り、楽進伝では戦功が簡潔に述べられているばかりで、その詳しい内容については殆どわかりません。楽進自身についても、「小柄な割に肝玉の激しさで曹操に仕えた」とあるくらいで、それ以上のことは書かれていないのです。

それでも、その活躍の多さからか、「三国志演義」では弓の名手という特徴がつけられ、凌統と一騎打ちをして互角に渡り合うなど、勇猛な武将として描かれています。また、漫画やゲームなどにおける創作の楽進も、性格は様々ですが、”勇敢な武人”というところは同じように感じられます。

個人的なイメージは、「与えられた任に全力で取り組む、実直な人」でしょうか。戦場では優れた統率力で果敢に攻め、ソリが合わない仲間とも最後は上手くやる……根が真面目な性格だったのかな?と思います。
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まとめ

人物像をうかがわせる逸話があまり無いせいで、楽進という人は本当に謎めいています。

もしかしたら、書くことが無いくらい地味な性格だったのかもしれません(笑)。

悪く書かれるよりはマシですが、張遼や徐晃に勝るとも劣らない功績を残した人ですから、もっと逸話が読みたいですね。「他の将軍と仲が悪かった」だけでは寂しすぎます……。

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高村真琴

高村真琴

投稿者プロフィール

猫とお酒と三国志が好きな一児の母です。
項羽と劉邦からハマってしまい、漢書と正史は既にバイブルの域に。中華街に行くのも大好きで、三国志グッズを探しては買い集めています。
わかりやすく、読みやすい文章を心がけて書いています。

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