呂布と項羽 強さはどちらが上だったかを徹底検証!

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三国志演義では無双の強さを誇った呂布ですが、彼とよく強さを比較されるのが、高祖:劉邦と覇権を争った楚の武将:項羽です。

活躍した時代は違うものの、どちらも”最強の武人”と謳われた人物。やはり、どちらが優れていたのかは気になるものです。

そこで、両者のエピソードをもとに、どれぐらい強かったのか、どのような方法で勝負をつけるか、などを考えてみました。あくまでも個人的な考えですので、

まずは、項羽からです。

項羽

  • 身長八尺余り(約184cm以上。漢書では八尺二寸)で、力があり、鼎(かなえ=青銅器)を持ち上げる事が出来た
  • 殷通(いん とう)の部下数十名を1人で倒した
  • 垓下(がいか)の戦いでは28騎で80~90人を倒し、失った部下は僅か2騎だった
  • 自刃する直前、1人で漢の兵を数百人倒した

また、項羽が敗北したのは一度きり、最後の戦いのみです。しかも、その時点でまだ31歳という若さでした。

「最強」と言われるのが納得出来る武勇伝です。誇張もあるとは思うのですが、項羽は寡兵で秦兵20万を破り、さらに、56万の大軍を精鋭3万の兵で蹴散らしています。彼は個人の強さもさることながら、統率力にも優れていました。

ちなみに、中国で放送されていた「大漢風」というドラマでの項羽の描かれ方は、本当に凄かったです。正にリアル無双、戟を一振りしただけで雑兵4~5人の頭がポーン!と吹っ飛んでいました(笑)。そんな桁違いの強さを誇る項羽こそ、多くの人がイメージする姿なのでしょうね。

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呂布

  • 弓術と馬術に優れ、抜群の腕力を有し、飛将軍と呼ばれた李広(り こう)になぞらえて、「飛将」と呼ばれていた
  • 武勇に優れていた董卓が、護衛として常に傍に置いていた
  • 黒山賊の張燕(ちょう えん)率いる精鋭1万・騎馬数千を、数十騎で破った。
  • 剛勇の士と言われた郭汜を、一騎打ちで退けた。

張燕との戦いは数字を見るだけでも十分凄いのですが、呂布は1日に何度も攻撃を仕掛け、10日余りで勝利しています。呂布率いる騎馬隊は、とても強かったようですね。

では、演義の呂布はどうでしょうか?

元々、呂布VS項羽の時点で「たられば」の話ですから、演義の呂布も見てみましょう。

演義の呂布は、一騎打ちでは負け知らず(引き分け有り)。劉備と、その義兄弟をまとめて相手をしたこともありました。さすがに3対1では分が悪かったようですが、関羽と張飛が力を合わせても倒せなかったのですから、武勇は史実より上のような印象を受けます。

どちらが強いのか?

2人の強さを見た上で、勝負の方法を考えてみましょう。

まず、一騎打ちはどうでしょうか?両者共、並外れた腕力・スタミナが備わっており、呂布は赤兎馬、項羽は駿馬:騅(すい)を有しています。

呂布は弓術に優れていますし、赤兎馬は(汗血馬でなかったとしても)秦代の馬よりは改良が進んでいますから、赤兎馬+弓で呂布に軍配が上がるのでは?と、私は考えています。お互いの持ち物を同じにして近接攻撃のみに制限すれば、項羽が勝つかも知れません。それでも、一番強いのは演義の呂布でしょう(笑)。

しかし、団体戦では項羽の圧勝だと思います。項羽は政治になるとからっきしダメでしたが、戦術家としては非常に優れていました。不敗の西楚覇王が相手では、さすがに成廉や魏越、高順が居ても、呂布が勝つのは難しいでしょうね。

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まとめ

武勇伝を見ると、項羽の人間離れした強さに驚かされます。今まで、この人以上に強い人物は居ないのでは?と思っていましたが、時代を考慮すると、変わってくるものですね。

ちなみに、軍師部門では張良と諸葛亮がよく比較されるようです。頭脳対決も面白そうですね!

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高村真琴

高村真琴

投稿者プロフィール

猫とお酒と三国志が好きな一児の母です。
項羽と劉邦からハマってしまい、漢書と正史は既にバイブルの域に。中華街に行くのも大好きで、三国志グッズを探しては買い集めています。
わかりやすく、読みやすい文章を心がけて書いています。

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